讃岐寺– Author –
-
言葉や概念に執われ、有無への執われを生きる今こそ大切にしたいこと
龍樹菩薩が仏教の教えをより明確にされました 悉能摧破有無見 ことごとくよく有無の見を摧破せん。 龍樹菩薩は、有るとか無いとかに執着するような人間のはからい心をすべて打ち破られました。 「摧破」とはうち砕く、論破するといった意味であり、「有無... -
大乗無上の法だからこそ、みんなで一緒によろこび救われてゆきます
お釈迦さまによって予言されていた大乗の救い 宣説大乗無上法 証歓喜地生安楽 大乗無上の法を宣説し、歓喜地を証して安楽に生ぜんと。 お釈迦さまは次のように予言されました。 「龍樹菩薩は尊いこの上なくすぐれている大乗のみ教えを説き示し、さとりを開... -
船に任せて自然とさとりに至るような楽しい仏道を歩ませていただく
苦しい道ではなく楽しい旅こそさとりへの近道であります 顕示難行陸路苦 信楽易行水道楽 難行の陸路、苦しきことを顕示して、易行の水道、楽しきことを信楽せしむ。 自らのはからいで修行して仏のさとりを開く自力の道は、山や川を渡って目的地に到達する... -
私の念ではなく、阿弥陀如来より信心を賜り自然に仏になる身に定まる
必死に信じるという私のはからいで救われるのではありません 憶念弥陀仏本願 自然即時入必定 弥陀仏の本願を憶念すれば、自然に即の時必定に入る。 阿弥陀如来にご信心を賜り、自然と、間違いなく仏のさとりを得ることができる正定聚の位に定まります。 「... -
返しきれない阿弥陀如来へのご恩に報いる人生を歩ませていただく
信心正因・称名報恩の法義を味わい生きさせていただく 唯能常称如来号 応報大悲弘誓恩 ただよくつねに如来の号を称して、大悲弘誓の恩を報ずべしといへり。 ただひとえに、常に南無阿弥陀仏の名号を称えて、阿弥陀如来の大いなる慈悲へのご恩に報いるべき... -
親鸞聖人が尊敬された天親菩薩の生涯から教わることが多くあります
親鸞聖人が尊敬された七高僧の一人である天親菩薩 天親菩薩造論説 天親菩薩、『論』(浄土論)を造りて説かく、 天親菩薩は『浄土論』という書物を著して、次の事柄をご教示くださっております。 ここからは、インドの天親菩薩の功績を讃えられております...