お経本の解説– category –
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お経本の解説
念仏者は他者を導くことよりも他者とともによろこぶ生き方が大切
自ら願い、自ら修行し、他者に勧める念仏者の生き方 源信広開一代教 偏帰安養勧一切 源信広く一代の教を開きて、ひとへに安養に帰して一切を勧む。 源信和尚は、お釈迦さまの説かれた教えを広く学ばれて、ひとえにお浄土へ生まれることを願い、また世のす... -
お経本の解説
報土って?化土って?阿弥陀如来の浄土に生まれて仏に成る生き方
親鸞聖人の選定された七高僧には発揮があります 専雑執心判浅深 報化二土正弁立 専雑の執心、浅深を判じて、報化二土まさしく弁立せり。 源信和尚は、さまざまな行をまじえて修める自力の信心は浅いので化土にしか往生できませんが、念仏ひとつをもっぱら... -
お経本の解説
自分自身のことを「極重悪人」と表現しお念仏をお勧めくださりました
時代を超えて届く源信和尚のお導き 極重悪人唯称仏 極重の悪人はただ仏を称すべし。 きわめて罪の重い悪人は、ただ念仏によって救われていくのであります。 源信和尚は「念仏証拠」の文に、次のように示されております。 三には、四十八願のなかに、念仏門... -
お経本の解説
どんな私であっても見捨てない。仏の心をともによろこぶ尊い生き方
どんな私でも見捨てない阿弥陀如来の心に抱かれて生きる 我亦在彼摂取中 煩悩障眼雖不見 大悲無倦常照我 われまたかの摂取のなかにあれども、煩悩、眼を障へて見たてまつらずといへども、大悲、倦きことなくしてつねにわれを照らしたまふといへり。 源信和... -
お経本の解説
聞こえさせると重ねてお誓いの仏様。聞くことと信心の関係性とは?
聞こえさせるとお誓いになられた阿弥陀如来のお救い 重誓名声聞十方 重ねて誓うらくは名声十方に聞こえんと 四十八の願いを建てられた法蔵菩薩は、重ねて「わが名前、すなわち南無阿弥陀仏が十方世界の人々に称えられるように」とお誓いになられました。 ... -
お経本の解説
永遠のような時間をかけて私を救う仏様。決して他人事ではありません
想像すらできないほどの時間をかけて考えられた私への救い 五劫思惟之摂受 五劫思惟してこれを摂受す。 法蔵菩薩は、五劫という想像すらできないほどの時間をかけて願いを起こされました。 前の句では、法蔵菩薩のために世自在王仏はお浄土を建てるための...