
今は筋トレブームって言われておりますよね。
僕も、身体は小さいけど毎日毎日筋トレに行っていた時期がありました。
またお仕事が落ち着いたら、仕事前の朝5時とかに毎日ジムに通って清々しい気持ちでお参りや法話をしようと思っているんですけどね。
皆様は筋トレをしているでしょうか?
普段のお仕事が筋トレになっているという方もおられると思いますが、高齢者と言われる年齢になってからの筋トレって大切なんだなぁって思わせていただくことがありました。
というのも、僕が香川県で田舎のジムに通っていた頃、同じ時間帯に来られる方はみんな御門徒さまやったんです。
あるとき、一人の御門徒さまに言われた言葉があるんです。ジムでワイワイ話していると、
「米が持てんようになってジムに通ったんやけど、スって持てるようになったんや!」
と驚くように言われる方がおられました。
仕事は定年を超えて70歳を超えて力って付くんですね。
他にも、ジムに通いだして肌にハリが出てきたと仰る方もおられて、若作りにも良いんでしょうね。
確かに、僕もお参りに行く予定がない時はずっと家に引きこもってパソコンで法話作ったり色々な文章を作る仕事をしているんです。
そんな時に鏡で顔を見たら「なんか、まぶたが重そうで、生き生きしてないなぁ」って思いますもん。
やっぱり筋トレみたいな、特に筋肉を刺激したら血行が良くなりますけど、血行に良い活動を続けることは大切なんでしょうね。
血流改善して冷えにも良いらしいですよ。
まぁ筋トレには健康の効果はたくさんあるんですけど、何よりも来られている方々は、ランニングマシーンで歩きながら世間話しに来ています。
1日にあった出来事をワイワイ話す時間って大切ですよね。
ストレス解消にもなるし、翌日もまた頑張ることが出来ますもんね。
まぁ今日は筋トレのお話をしに来たのではなくて、僕もジムに筋トレをするために通っていた頃、よくお坊さんの仲間とジムに行ってたんです。
お坊さん仲間とのジムでの思い出
ジムに行くと皆様必死にトレーニングされております。
誰もが忙しい日々の中で、わずかな時間を見つけてジムに来られているので本気ですよね。
しかし、僕はお坊さん仲間の友人とジムに行ったら、なぜか他の人にお坊さんってバレてしまうんです。
筋トレをする時には10回ほど上げたら限界の重量でダンベルを持ち上げたりするんです。
その時に、周りの方々はつい声が出ちゃうんですね。
「よいしょ〜」とか。
僕と友人はそんな声出ないんですよ。
10回がギリギリの重量で8回上げたらもう腕が疲れてパンパンな時、9、10回目を上げる時に

なんまんだぶ〜!!
って声が出るんです。
変わっていると思われますか?
先日もいつものようにジムで「なんまんだぶ〜」って言ってたら、年配の女性が苦笑いみたいな笑い方しながら近づいてきたんです。
その瞬間に「怒られる!」と思ったんですけど、こう言われたんです。
「お坊さんはな、あんたらみたいに堂々としとかなあかん!」
そのままその方も一緒に運動していたんですけど、話を聞いたらジムのすぐ近くのお寺の総代さんだったんです。

色々な出会いがあって有難いな〜
って思いました。
僕は、その方のお話を聞かせていただきながら、「胸を張ってよろこべる程のみ教えをいただいてるんよ!もっとお坊さんとして堂々と生きるべきよ!」と、改めて知らされた気分でした。
よくよく考えてみれば、私たちに阿弥陀さまのお救いを伝えてくださった様々な祖師方は、誰もが「これほど尊い仏様がおられるんだ!」ということを、堂々とよろこび、書物として残してくださいました。
それほどのみ教えをいただいているのですから、お坊さんだけではなく、お念仏を称えられるすべての方は、もっと堂々とよろこび生きるべきだと思います。
浄土真宗は、自らの愚かさを知らされつつも、堂々と生きる力を与えてくれるみ教えです。
「お坊さんはな、あんたらみたいに堂々としとかなあかん!」って僕たちがお坊さんだからそう言われたのですが、お坊さんじゃなくても同じですよ。
堂々とよろこべるほどの南無阿弥陀仏を賜っている現実を共によろこべればと思います。
という訳で・・・
今日もお坊さんの格好で立ち読みしてきます〜(*^^*)