
エンディングノートに「葬儀の希望内容」を記載しておきましょう!
どのような形態の葬儀にするか?
今日では、葬儀の形態も、一様ではありません。
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一般葬
一日葬
お通夜を行わず、そのまま葬儀を執り行う形態
家族葬
家族以外、多くの人には知らせずに執り行われる形態
上に挙げた形態のうち、一般葬によって、大勢の人で故人を思い出しつつ執り行われるのが本来の葬儀の形態でありました。
しかし、ご遺族の経済的な問題や、仕事の負担といったやむを得ない状況、あるいは親近者との関わりが疎遠になりつつある日本の現状などから一日葬や家族葬が増えております。
特に、親近者との関わりが疎遠になっているのは、葬儀の本来の意味からしても、非常に嘆かわしいことのように、私は感じるところであります。
なぜならば、たとえ故人が生前に大切な人間関係を築き上げても、ご遺族が葬儀の規模を縮小するばかりに、それはすべて失われてしまいます。
葬儀というご縁を通して、
いのちの終わりをともに悲しみ、ともに故人を思い出し、みんなで死を無駄にしないために目を向いて生きさせていただくことを大切にしたいものです。
一方、「家族葬でよかった」という意見を聞くこともあります。
家族葬にもメリットがあります!
一般葬では、参列者の方にお礼を申し上げるのが精一杯で、ご遺族で故人を多い出す暇すら無かったという意見をいただきます。
確かに、現代の葬儀ではそのような問題もあるのかも知れません。
しかし、それ自体が故人や仏様よりも、目の前にいる人に気を使うばかりで、葬儀の意味を為しているのか、私なんかは疑問に感じるところであります。
考えることも多く、葬儀の形態はご遺族でも決めづらいことであります。だからこそ、故人の希望をエンディングノートに記載しておくことにより、ご遺族が安心して決められるのではないでしょうか。
ご遺族の都合も大切ですが、故人の希望を是非ともエンディングノートに記載しておきましょう。
葬儀をどこまで知らせるか?
次の内容も、ご遺族が迷うところでありますので、かならずエンディングノートに記載しておきましょう。
- 新聞には掲載するのか
- 親族以外には知らせるのか
- 葬儀で流して欲しい音楽など
宣伝方法や葬儀の工夫など、ご遺族にとって、そして故人にとって「よかった」と思えるような葬儀にするために、エンディングノートを活用しましょう。
エンディングノートに記載しなかったらどうなる?
エンディングノートに記載しなかった場合、葬儀社のいいなりになってしまうことが多いようです。
身内を亡くされた直後に、なにもわからない葬儀の内容を押し付けられれば、葬儀社の勧められるままになるのは致し方ありません。
葬儀社の方は、葬儀の規模から最適なプランを選択してくれますので、それももちろん間違いではありません。
しかし、最終決断を下すのはご遺族であり、ご遺族でないと決められないことがあります。