
「個人情報保護法」という言葉は誰もが聞いたことがあるでしょう。
この法律は私たちの生活と深く関わっておりますので、大まかにでも内容を覚えておかないと大変なことになってしまいます。
※アンケートやキャンペーン応募用紙、伝票など、すべてのデータが個人情報ですので本当に身近な法律です。

よく考えてみますと、個人情報を扱わない仕事ってありませんよね。
顧客情報や従業員の情報もすべて個人情報です。
改めて勉強しなければ!!
個人情報保護法ってどんな法律?
個人情報保護法とは、2003年に制定され、2005年に施行された法律です。
その目的は、個人情報の有用性に配慮しながら個人の利益を保護することであります。
企業が個人情報を使用する際に、個人が不利益を受けないために作られた法律とも言えます。
企業としても、個人としても、業務上知り得た情報をSNSで発信してしまうのは情報リテラシーにかけた行動であることは言うまでもありません。
それだけではなく、情報をついつい友人や親族に話してしまうすがたを見かけることがありますが、そのように、外部へ情報を漏洩させることだけは控えなくてはなりません。
個人情報を取り扱う事業者は、以下の5つの原則にしたがい正しく個人情報を取り扱わなくてはなりません。
個人情報5つの原則
- 利用方法による制限
- 適正な取得
- 正確性の確保
- 安全性の確保
- 透明性の確保
個人情報を本当に守られているか不安
企業に個人情報を示す場面は非常に多いです。
しかし、本当に企業が個人情報を守ってくれているのか不安ですよね。
絶対に安全とは言えないかも知れませんが、プライバシーマーク(通称Pマーク)がある企業はまだ安心できると言えるでしょう。
プライバシーマークは個人情報の取り扱いを厳重に行なっていることを企業が公にアピールしているものであります。
プライバシーマークを取得するために、企業も次の3点の審査を受けなくてはなりません。
プライバシーマーク取得に必要な3点
- 個人情報取得の際は本人の同意を得なくてはならない
- 個人情報を利用目的の範囲内で取り扱う
- 個人情報を適切に管理する

プライバシーマークがあることで、何があるかわからないから絶対ではないけど、安心できる目安になるんですね。
普段の生活を気を付けて個人情報を漏洩させない
信頼できる友人との会話にも注意が必要だそうです。
特に、個人が特定できるような会話は避けなければなりません。
その友人が信頼できて約束を守ってくれる方であったとしても、他の情報と混じって広まってしまうことがありますので注意が必要です。
また、パソコンやUSBメモリーなどの個人データが入っているものを店に忘れてしまう事例が多いそうです。
それだけで全ての信用を失うことがあるので注意しなければなりません。

確かに、図書館などでUSB忘れてるの見たことある!!
どんなに気を付けてもウィルスがあるので必ず対策しましょう
どんなに個人情報を漏洩しないように気を付けても、ウィルスは向こうからやってきますので注意のしようがありません。
注意ではなく対策をしっかりしなければなりません。
常に周囲に不信感を持ちながら生活するのは気分的にもよくありません。
ですので、不信感を持つのではなく、周囲を信頼するために、自分が信頼できる人にならなくてはなりません。
そのために個人情報は丁重に扱わないといけませんね。

お寺も個人情報だから気を付けなければ!!
大切な言葉
コンプライアンス
コンプライアンスとは法令順守と訳されます。
企業などが法令や規則をよく守ることでありますので、企業倫理、社会的責任という意味でも広く使用されております。
たとえ直接的な雇用関係ではないクラウドクリエイターであっても、クライアントである企業のコンプライアンスを守って仕事を成し遂げなくてはなりません。
個人情報契約
クライアントとクリエイターで交わされる個人情報を守る契約
- 個人情報及び企業の機密情報を他人に見せない
- 機密情報を話さず、使用後の情報はデータも書面も破棄する
- 書面に関しては、シュレッダーをかけるなど徹底する
このような約束事のこと。