
僕が福岡県でお寺の社員としてはたらかせていただいていた時、とにかくお金がありませんでした。
でも、毎日美味しいものばかり食べてました。
それが、「ぬか漬け」です。
その頃はアパートの近くの畑を借りて野菜を栽培していたのですが、ぬか漬けか干し野菜にしたらなんでも美味しくなるんですよ。笑
おかげで、毎日美味しい野菜が食べられるだけではなく、新しい野菜ができる度に楽しみでした。
野菜を本当に美味しく食べる方法は「ぬか漬け」だと思います
誰も聞いていないけど、勝手に言います。
僕が最も好きな野菜は「オクラ」なんです。
オクラにも様々な調理法がありますよね。
その中でも素材の味を壊さないように調理されているものとしては、「おひたし」や「ゴマ和え」が挙げられるかと思われます。
両方とも、ご飯にもお酒にも合うという、「あれば間違いなし!」というメニューですよね。
それは間違いのないことだと思いますが、「オクラのぬか漬け」をいつも食べていたから、他の調理法はなんか勿体ない気がします。
普通、オクラを調理する時には、「熱を加える」という作業があります。
しかし、ぬか漬けを作る時には熱を加える必要はありません。
きれいに洗って、生のまま8時間ほど漬けると、しんなり柔らかくなってとても美味しいです。
「おひたし」や「ゴマ和え」などのように、余計な調味料は使用されておらず、本当に自然な甘味を味わえます。
それだけではありません。
便通も良くなって僕はとても痩せました。笑
「ぬか漬けは面白い!」気づいたらそう思ってました。笑
僕がぬか漬けを始めたキッカケは、お参り先でいただいた「ぬか床」でした。
50年ものの大切なぬか床を分けていただきまして、「絶対にダメにしちゃいけない〜!」っていう焦りの気持ちが、ぬか床を大切にする気持ちに繋がっていきました。
最初は常温で保存していたので、毎朝、底の方から混ぜる作業をしていました。
段々と色々な方にコツを教わり、混ぜすぎないように注意したり、空気を入れながら混ぜる方法を教わっていきました。
そして、「ゆで卵の殻」を入れたり「ニンニク」を入れることで、状態が良くなり、風味もつくことを教わりました。
それからはぬか漬けを使った遊びが始まりました^^;
野菜炒めをニンニク風味の味付けにしたい時は、「野菜炒めにニンニクを入れる」なんてことはしませんでした。
ぬか漬けのニンニクを多めにして、野菜炒めに入れるキャベツをニンニク風味にすることで、全体をニンニク風味にしました。
たったそれだけで、ニンニクによる口臭をある程度防ぐことができます。
「ぬか漬け」を活かすことで、料理が余計に楽しくなり、「ぬか漬けは面白い!」っていう気持ちを与えてくれます。
ぬか漬けは決して面倒ではありません!今は超手軽です
昔は、ぬか床は毎日混ぜるものでありました。
しかし、今では冷蔵庫で保存できますので、1週間は大丈夫だそうです。
1週間もあれば、きっと一度はぬか漬けを作ることでしょう。
その時についでに混ぜればいいんです!
余計な手間はそんなにかからないでしょう。
ぬか床を配合して作る必要もありません
今では、手軽な「ぬか床」セットが販売されてますので、気軽に始めることができます。
安全にこだわった商品も販売されているようです。