
【7つの習慣の活用方法】二つのパラダイムシフト??
コヴィー博士は『7つの習慣』を読む前に二つのパラダイムシフトを提案されております。
この内容は『7つの習慣』に関わらず、一般的な書物を効果的にインプットする際にも大切な考え方なのでここで抑えておきたいと思います。
- この本は一度目を通したら本棚にしまい込んでおくようなものではないと考えて欲しい
- この本との関係を生徒から教師に転換することを勧めたい
この二つの意味について、簡単に説明いたします。
1、一生かけて何度も読むというパラダイムシフト
皆様は、何度も何度も読み直している書物はありますでしょうか?私は経験上、本棚に入れてしまったらなかなか繰り返し読むことはありません・・・
そして、2、3年ぶりに読み直すと見事に全部忘れております。
人生、数多くの書物を読むと思いますので、忘れることがあっても致し方ないことですし、決して悪いことではありません。
しかし、『7つの習慣』は一生かけて習慣化し、人格形成するための書物ですので、本棚にしまっておくのは得策とはいえないでしょう。
個人的には、トイレや車内など、定期的に読む習慣になりそうな場所に置いておくことをオススメします。
2、教わる読み方ではなく教える読み方へのパラダイムシフト
インプットだけではなかなか記憶に残りません。アウトプットすることによってして脳の中で整理されますので、記憶として残りやすいです。
また、コヴィー博士はわかりやすい言葉で具体的にどうするべきか説明されております。
インサイドアウトのアプローチにならって、学んだことを2日以内に他の人に教えることを前提として呼んで欲しい。
※インサイドアウトは、私から相手へというアプローチのことです。
今の時代は伝える方法が多いので、2日以内に教えるのもハードルは高くないでしょう。
ブログなども相手に伝える一つの手段ですが、個人的には言葉で伝えて、同時に聞くことをオススメします。
clubhouseやスタンドFMなど、音声SNSを活用してインプット即アウトプット習慣を一緒に身につけましょう!
【7つの習慣の効果】内側からしか開けられない変化の扉
コヴィー博士は、社会心理学者のマリリンファーガソンさんの次のような言葉を引用されております。
説得されても人は変わるものではない。誰もが変化の扉をたたくガードしており、それは内側からしか開けられない。説得によっても感情に訴えても、他人の扉を外から開けることは出来ない。
この言葉はインサイドアウトの考え方が身に付いていれば納得できるかと思われます。アウトサイドイン(他からの影響によって自分が変わる)のではないので、他者の扉を開くこともできません。
それで内面から変わることを前提として『7つの習慣』があるのですが、コヴィー博士は『7つの習慣』にはどのような効果があるのかを具体的に説明されております。
- 私的成功(第1〜3の習慣)によって得られる効果
→目に見えて自信がつく - 公的成功(第4〜6の習慣)によって得られる効果
→人間関係を築く意欲が出る - 再新再生(第7の習慣)によって得られる効果
→効果的な相互依存ができるようになる
このような効果を得るためにも、自分自身で変化の扉を開けるアプローチが必要です。それができれば必ず人生が変わることを『7つの習慣』は教えてくれます。
確かに、インサイドアウトのアプローチはスグにできるものではありません。気付いたらアウトサイドインのアプローチになって、時には他者の責任にしてしまうこともあります。
そのほうがラクだからです。
だからこそ、『7つの習慣』を本棚にしまうのではなく、いつでも見える場所において、『7つの習慣』を読むという習慣を大切にするのもアリかなと思います。