惑染凡夫信心発 証知生死即涅槃 〜苦しみの絶えないこの世のままがさとりを開く尊い世です 「正信念仏偈」 惑染凡夫信心発 証知生死即涅槃 惑染の凡夫、信心発すれば、生死すなはち涅槃なりと証知せしむ。 どのような方でありましても、阿弥陀さまよりご信心を賜ったならば、迷いの世界にいるままが、仏のさとりを開く身であったことをさとら […] 続きを読む
譬如日光覆雲霧 雲霧之下明無闇 〜煩悩を抱えていても阿弥陀さまより賜った信心は無くなりません〜 「正信念仏偈」 譬如日光覆雲霧 雲霧之下明無闇 たとへば日光の雲霧に覆はるれども、雲霧の下あきらかにして闇なきがごとし。 (いつも自らの煩悩によって、信心が覆われているようでありますが、)しかし、たとえ日の光が雲や霧にさえぎられても、そ […] 続きを読む
天親菩薩論註解 報土因果顕誓願 〜『浄土論』の真意。因果のすべては阿弥陀さまのお誓いのまま〜 「正信念仏偈」 天親菩薩論註解 報土因果顕誓願 天親菩薩の『論』(浄土論)を註解して、報土の因果誓願に顕す。 曇鸞大師は、七高僧の一人であります天親菩薩の『浄土論』を註釈して、お浄土に生まれさせていただく要因も結果も、すべて阿弥陀さまの […] 続きを読む
已能雖破無明闇 貪愛瞋憎之雲霧 常覆真実信心天 〜自己中心性は無くならないけど、ただ悲しむだけではありません〜 「正信念仏偈」 已能雖破無明闇 貪愛瞋憎之雲霧 常覆真実信心天 すでによく無明の闇を破すといへども、貪愛・瞋憎の雲霧、つねに真実信心の天に覆へり。 阿弥陀さまのおはたらきにより信心を賜りましても、煩悩がなくなることはありません。 自分に […] 続きを読む
三蔵流支授浄教 焚焼仙経帰楽邦 〜現世での永遠の命に惑わされない〜 「正信念仏偈」 三蔵流支授浄教 焚焼仙経帰楽邦 三蔵流支、浄教を授けしかば、仙経を焚焼して楽邦に帰したまひき。 曇鸞大師は、菩提流支三蔵から阿弥陀さまのお救いを説かれた経典を経典を授けられました。 そして、曇鸞大師はいのちを終えることの […] 続きを読む
摂取心光常照護 〜私を救うひかりのほとけさま〜 「正信念仏偈」 摂取心光常照護 摂取の心光、つねに照護したまふ。 阿弥陀さまの光明は、いつも私たちを照らしお護りくださっております。 阿弥陀さまとは、木の像や、絵の像ではありません。「私たちを必ず救いとる」という、お救いのはたらきそのも […] 続きを読む
凡聖逆謗斉回入 如衆水入海一味 〜すべての方が同じように救われてゆきます〜 「正信念仏偈」 凡聖逆謗斉回入 如衆水入海一味 凡聖・逆謗斉しく回入すれば、衆水海に入りて一味なるがごとし。 凡夫も聖者も、どのように罪の重い五逆の者も、仏法を敵視するような者であっても、阿弥陀さまのお誓いを信ずる身となれば、すべての河 […] 続きを読む