法事の日程はどう決めよう?

法事の日程を決める時って迷いますよね〜

親族や近所の方々と相談して日にちが決まったら、今度は法事の後の食事の予約して、それからお坊さんに空いてるか尋ねると、「空いてない」って言われた時、「あ〜〜〜!!」ってなりそうです。

先日、驚くような質問をされました。

それは、いつも通り、お坊さんの服装でスーパーで夕飯の買い物をしていた時のお話です。

僕を見つけた御門徒さまが一言。

「法事の日程って命日からどれくらいまで離れてもいいんですか?」

この質問を受けた時、ついつい、

「う〜ん・・・」と迷ってしまいました。

その時は、卑怯な返答の仕方ではありますが、

無理のない程度に、できる限り命日と近い日程でお願いします

そのように返答させていただきました。

命日に法事できることの方が少ない時代

当然のことながら、亡くなられた方の命日を大切にするという意味で、命日に行うのが理想的であります。

しかし、現実的には難しいですよね。

以前は、法事の日に有休を使われる方も多かったようですが、現代社会では、よほど理解のある会社でなければそのような策は無理でしょう。

明日の雇用さえ不安に感じてしまう時代ですから、生活のために仕事を優先しなくてはなりません。

僕もお坊さんとして活動しておりますが、時代背景を考えたら「命日の日にしてください」と簡単に言うことはできません。「一人でも多くの方に参って欲しい」という喪主さまの気持ちを感じた時、無責任にそのような発言はできません。

となると、やはり土日祝が多くなります。

土日祝にするのが本来の形ではありません!

土日祝に法事を勤めるのが「当たり前」であるとは考えないようにしてください。

本来ならば、祥月命日(命日と月日が同じ日)か、その前日に勤めるべきであります。それができないため、私の都合で法事の日程を変えてしまった」と受け取ることが大切です。

そうしなければ、故人の死を無駄にすることなく、故人を思い出しつつ阿弥陀さまに出遇わせていただくご縁である命日の意義が無くなってしまいます。

命日に勤めるべきものを、致し方ない事情により、命日よりも早く勤めているという認識のもとで勤めさせていただきましょう。

また、法事を何人分も一緒に勤めるよう依頼されることがあります。

これも、上に同じく致し方ない事情があるかと思われます。

しかし、一人ひとりの命日を大切にするため、できる限り一人ひとりの法事を勤めていただきたく思います。

「一緒にしてあげた方がよろこぶ」という気持ちもあるかも知れませんが、法事とは、故人を通して、私たちが仏法に出遇わせていただくご縁ですから、私たちがしっかりと聴聞した方が故人のよろこびに繫がるでしょう。

ちなみに、何人分も同時の法事を依頼される時、非常に悲しい気持ちを感じることがあります。

あの人の「ついで」にお願いします。

そのように依頼される時です。

何人も別にしたら負担が大きいから「ついでにお願いします」と依頼されることがあります。

ここまできたら、もう命日は何の意味もありません。

浄土真宗ではあまり強制されないですが、もっと先祖を大切にしましょうよ。

私のいのちがあることも、私が仏さまのお心をいただくのも、先祖のおかげです。

その先祖の命日を大切に、決して「ついで」に勤めることがないようにしたいものであります。

まとめ

法事はなるべく命日と近い日に勤める

自分の都合で日程を動かしているという認識が大切

できる限り、一人ひとり別々の日に法事を勤める

法事では、私たちが聴聞することこそ故人の為

「ついで」に勤めるという気持ちは自分の都合

法事という、身近な仏法聴聞のご縁を通して、ともに阿弥陀さまのお心を聞かせていただきましょう。

みなさまの優しいシェアをありがとうございますm(__)m